〜有害異形吸虫〜

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[学名]
Heterophyes heterophyes nocens

[症状]

有害と冠しているが、まぁ少数感染では症例がない。

ところで、多数寄生されると腹痛・下痢等が起こる。

体内で虫卵が産み出されると、リンパ流・血流にのって臓器へはいり、これが栓塞を起こす原因となる。

心筋・心臓弁などに栓塞したとき、心臓異常を起こしてしまう。

[説明]

横川吸虫に類似した吸虫。

日本では、瀬戸内海・有明海沿岸などにこの吸虫が分布している。

学名のHeterophyes heterophyesはシーボルト異形吸虫といわれ、

エジプト・ギリシャ・トルコ地域に感染者が多い。




この成虫は、1×0.5mm程度の小形であって、腹吸盤の横に生殖盤がある。

生殖盤の棘が
有害:52〜63本
シーボルト:60〜90本
人の小腸に寄生する。

〜感染経路〜

魚類には様々な吸虫がいるが、ボラが生食されるためにここから感染する。

しかしながら、感染率はきわめて低い。

虫卵→巻貝→ボラ→→メナダ→ハゼの汽水性魚類→摂取






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